猫の毎日の食事は、「よく食べるか」だけでなく、年齢・体格・健康状態に合った栄養を継続して摂れるかが大切です。
猫は完全肉食動物で、人や犬とは必要な栄養バランスが異なります。主食として与える場合は、まずパッケージに「総合栄養食」と表示され、愛猫のライフステージに適合しているかを確認しましょう。
一方で、「グレインフリーなら必ず高品質」「添加物が入っていると危険」「ドライフードなら歯石予防になる」といった単純な判断は適切ではありません。国内で販売されるペットフードには安全基準がありますが、原材料表示、栄養設計、1日の給与量、愛猫の体調まで含めて選ぶことが重要です。
また、急にフードを食べなくなった場合は単なる好みの変化とは限りません。嘔吐、下痢、元気消失、口の痛みなどを伴う場合や食欲不振が続く場合は、フードを次々と替える前に動物病院へ相談しましょう。
この記事では、比較対象9商品について2026年8月25日時点の価格・販売状況・商品情報を確認し、現在販売終了・売り切れ表示となっている商品はその旨も明記しています。
今回は、キャットフードの価格相場、選び方、安く抑える方法をわかりやすく解説します。

ふくふく動物病院院長
資格:獣医師、特定化学物質作業主任者
所属学会:獣医がん学会、獣医皮膚科学会
山口大学農学部獣医学科卒業後、山口県内の複数の動物病院にて勤務し、2006年ふくふく動物病院開業(。犬・猫の皮膚科、内科)し、院長を務める。獣医師歴20年以上「たくさんの笑顔のために」をモットーに動物たちが子供のころから生涯ずっと飼主さまと一緒に笑ったり、悩んだり、泣いたりができる「一生のかかりつけ病院」を目指し、ペットにとっての最良の施術を提供している。
◆公式サイト:http://www.fukufukuvet.com
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キャットフードとは
キャットフードは、猫に必要な栄養を考えて設計された猫用の食品です。主食として毎日与える場合は、「総合栄養食」の表示と対象となるライフステージを確認するのが基本です。
猫は完全肉食動物で、犬や人よりも多くのタンパク質を必要とし、タウリンなど猫が食事から摂取する必要のある栄養素があります。ただし「肉食動物=穀物をまったく消化できない」という意味ではありません。適切に加熱・加工された穀類を利用できる猫も多く、グレインフリーかどうかだけでフードの良し悪しは決まりません。
日本では、犬・猫用ペットフードの安全性を確保するため「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」が施行されています。製造・輸入・販売されるペットフードには成分規格や製造方法、表示などの基準が設けられています。
参考:農林水産省「ペットフードの安全関係」
参考:環境省「ペットフード安全法」
参考:ペットフード公正取引協議会
キャットフードの安全性
国内で販売される犬・猫用ペットフードは、輸入品を含めてペットフード安全法の対象です。基準に適合した製品を選べる仕組みは整備されていますが、「市販品なら何を与えても絶対に安全」という意味ではありません。
購入時は、対象動物・ライフステージ、総合栄養食かどうか、賞味期限、原材料、保存方法、給与量を確認しましょう。開封後の保存状態が悪ければ酸化や変質が進むため、製品表示に従って保管することも大切です。
また、持病がある猫や療法食が必要な猫は、一般的な「健康維持に配慮したフード」と療法食を混同しないよう注意が必要です。腎臓病、尿路疾患、食物アレルギーなどで食事療法が必要な場合は、獣医師の指示を優先してください。
キャットフードの表示
ペットフード安全法では、販売用ペットフードについて主に次の5項目の表示が義務付けられています。
- 名称(犬用・猫用など)
- 原材料名
- 賞味期限
- 事業者の氏名または名称・住所
- 原産国名(最終加工工程を完了した国)
猫用フードでは、プロピレングリコールを用いてはならないなど、猫特有の基準もあります。
原材料表示はフード選びの参考になりますが、「最初に肉が書かれているから必ず高品質」「穀物が入っているから低品質」とは限りません。水分量の多い生肉と乾燥原料では表示上の重量が異なるため、必要に応じて保証成分値やカロリー、メーカーの栄養設計もあわせて確認しましょう。
賞味期限は、表示された保存方法を守った未開封状態で品質が保たれる期限です。開封後は賞味期限内でも劣化が進むため、密閉して高温多湿・直射日光を避け、製品ごとの案内に従って早めに使い切ります。
キャットフードの必要性
猫はタウリンを十分に体内合成できないなど、犬や人とは異なる栄養上の特徴があります。そのため、主食としては猫用に栄養設計された総合栄養食を利用するのが基本です。
水分摂取量が少ない猫では、飲水環境を整えることに加えて、総合栄養食のウェットフードを組み合わせる方法もあります。ウェットフードは水分を多く含むため、食事からの水分摂取を増やしやすい点が特徴です。
なお、泌尿器や腎臓の病気が疑われる場合、一般食や「健康維持に配慮」と表示されたフードだけで治療・予防しようとせず、獣医師に相談してください。
目的別キャットフード
キャットフードは、目的によって「総合栄養食」「間食」「その他の目的食」などに分けられます。
総合栄養食は、表示された対象ライフステージの猫に対して、フードと水を適切に与えることで必要な栄養を満たせるよう設計された主食です。
間食(おやつ)は主食ではありません。与えすぎると栄養バランスや体重管理に影響するため、製品の給与目安を守り、主食の量も調整します。
療法食は、特定の疾病や健康状態に対応するため栄養成分を調整した食事です。自己判断で長期使用せず、獣医師の指導のもとで利用しましょう。
キャットフードの区分と特徴
水分量や製法によって、ドライ、ソフトドライ・セミモイスト、ウェットなどに分けられます。分類ごとに保存性・水分量・嗜好性が異なるため、愛猫の食べやすさと総合栄養食かどうかを確認して選びましょう。
ドライフード
ドライフードは水分が少なく、開封後も比較的扱いやすいのがメリットです。グラムあたりのエネルギー密度が高い商品が多く、給与量を量りやすい点も日常使いに向いています。

ただし、一般的なドライフードを食べるだけで歯石・歯垢を十分に予防できるとは限りません。デンタルケアを目的とする場合は、歯みがきなどのホームケアを基本に、必要に応じてデンタルケア用として効果が確認されたフードを利用しましょう。
ソフトドライフード・セミモイストフード
ソフトドライ・セミモイストタイプは、ドライより水分が多く、やわらかい食感が特徴です。食感の好みや噛む力に合わせて選びやすい一方、商品によって主食用・間食用など目的が異なるため、「やわらかいから子猫・シニア猫に最適」と一律に判断せず、対象年齢と栄養区分を確認してください。

ウェットフード
ウェットフードは一般に水分を多く含み、食事から水分を摂りやすいのが特徴です。パウチ、缶、アルミトレイなどさまざまな形状があります。

水分量が多いため、一般にはドライフードより1gあたりのエネルギー密度は低い傾向があります。元記事の「ウェットフードの方がカロリーが高い」という表現は誤解を招くため修正しました。ただし商品ごとにカロリーは異なるため、パッケージの代謝エネルギーと給与量を確認してください。
開封後は傷みやすいため、食べ残しを長時間室温に置かず、メーカーの保存方法に従って扱います。
| タイプ | 水分の目安 | 主な特徴 |
| ドライ | おおむね10%前後以下 | 保存・計量がしやすく、エネルギー密度が高め |
| ソフトドライ/セミモイスト | 商品により異なる | しっとりした食感。栄養区分と保存方法の確認が必要 |
| ウェット | おおむね75%前後以上の商品が多い | 食事から水分を摂りやすい。開封後は早めに消費 |
ライフステージ別キャットフード
猫は成長段階によって必要なエネルギーや栄養バランスが異なります。子猫には成長期用、成猫には維持期用、シニア猫には年齢や健康状態に合ったフードを選びます。
子猫は成長のため多くのエネルギーと栄養を必要とします。離乳期は子猫用フードを食べやすい状態にして与え、成長に合わせて通常の形状へ移行します。
成猫では、避妊・去勢後の体重増加や室内飼育による運動量の違いなど、個体差を考慮して給与量を調整します。
シニア猫は「年を取ったら一律に低カロリーにする」のではなく、体重・筋肉量・食欲・持病を見ながら調整することが重要です。体重減少や筋肉量低下がみられる猫では、十分なエネルギーやタンパク質が必要になる場合もあります。腎臓病などがある場合は、自己判断でタンパク質やリンを制限せず獣医師に相談しましょう。
フードの切り替え
フードを切り替えるときは、急に全部を入れ替えず、旧フードに新フードを少しずつ混ぜながら7~10日程度かけて移行する方法が一般的です。便の状態や嘔吐の有無を確認しながら進め、胃腸が敏感な猫ではさらに時間をかけます。
食べ慣れたフードを突然拒否した場合、「飽きた」と決めつけないことも大切です。口腔内の痛み、消化器疾患、腎疾患などでも食欲は低下します。食欲不振が続く、元気がない、嘔吐や下痢がある場合は動物病院へ相談してください。
キャットフードのメリット・デメリット
キャットフードのメリット
- 総合栄養食なら主食として栄養管理しやすい
- ウェットフードは食事から水分を摂りやすい
- ライフステージや体重管理に合わせた商品を選べる
- 給与量・カロリーが表示され、食事量を管理しやすい
- 保存性や小分けなど生活スタイルに合わせて選べる
総合栄養食を中心にすれば、猫に必要な栄養を毎日の食事で管理しやすくなります。ドライ・ウェットを組み合わせることで、食べやすさや水分摂取量を調整することもできます。
キャットフードのデメリット・注意点
- 価格だけでは品質や安全性を判断できない
- 猫の好みに合わず食べないことがある
- 年齢・持病・体格により適した商品が変わる
- 多頭飼いでは個別の給与管理が必要になることがある
- 療法食と一般の健康配慮フードは目的が異なる
価格の高低だけで安全性や栄養価を判断することはできません。原材料だけでなく、総合栄養食か、対象年齢、保証成分、カロリー、メーカーの品質管理、愛猫の体調まで確認して選びましょう。
また、食べないからと頻繁にフードを替え続けると、胃腸の負担になったり、病気による食欲低下を見逃したりすることがあります。急な食欲変化には注意してください。
キャットフード1kgあたりの価格相場:約819円~約4,767円【2026年8月・販売中商品の目安】

2026年8月25日時点で価格を確認できた比較対象のうち、販売中の商品を基準にすると、1kgあたりの価格は約819円~約4,767円が目安です。
なお、犬猫生活「キャットフード 全年齢用」は公式ショップで「販売予定数に達した為、販売終了」と表示されています。また、Lucy Pet Foods「ウルトラリデュースカロリーキャットドライフード」も確認時点では公式ショップで売り切れ表示でした。この2商品は現在の実売相場から外し、参考情報として掲載しています。
価格は販売店・キャンペーン・送料・ポイント還元によって変動します。比較表では、できるだけ公式価格または大手販売店で確認できた税込価格を用い、1kg換算しています。
アイシア「黒缶3P かつお」:参考 約819円/kg~
アイシア「黒缶3P かつお」は、160g×3缶(合計480g)の成猫用総合栄養食です。2026年8月25日時点では、マツキヨココカラオンラインで393円(税込)を確認でき、1kg換算では約819円です。店舗やECサイトによって価格差があるため、購入時の実売価格を確認してください。

| 参考価格 | 393円 / 480g |
| 1kg換算 | 約819円 |
| 栄養区分 | 総合栄養食 |
| 対象 | 成猫 |
| 主な原材料 | 魚介類(カツオ、フィッシュエキス)など |
(価格確認:2026年8月25日。販売店により変動します)
かつおを主体にしたフレーク状のウェットフードです。公式情報では水分82%以下、80kcal/100g。ウェットフードなので食事から水分を摂りやすいのも特徴です。
アイシア 公式サイトはコチラアニモンダ「フォムファインステン マイルドメニュー 七面鳥」:4,290円/kg
アニモンダ「フォムファインステン マイルドメニュー 七面鳥」は、成猫用のコンプリートフード(総合栄養食に相当)です。現行価格は100g 429円(税込)で、1kg換算4,290円です。

| 公式価格 | 429円 / 100g |
| 1kg換算 | 4,290円 |
| 対象 | 成猫(1~6歳) |
| タイプ | ウェットフード |
| 特徴 | 七面鳥を使用。高タンパク・低脂肪設計で体重管理をサポート |
(公式価格確認:2026年8月25日)
穀物・大豆不使用ですが、「穀物不使用だからすべてのアレルギー猫に安全」という意味ではありません。食物アレルギーが疑われる場合は、原因食材を獣医師と確認してください。
グランツ「チキン&サーモン 全年齢」:4,000円/kg
グランツ「チキン&サーモン 全年齢」は、500g入り2,000円(税込)の全年齢対応・総合栄養食です。1kg換算は4,000円です。

| 通常価格 | 2,000円 / 500g |
| 1kg換算 | 4,000円 |
| 対象 | 全年齢 |
| タイプ | ドライフード |
| 特徴 | チキン・サーモンを主な動物性原料に使用、グレインフリー |
現行レシピでは、脱水チキン24.5%、フレッシュチキン15%、脱水サーモン14%などが使用されています。元記事にあった「脱水チキン30%」などは旧配合のため更新しました。
定期便は初回980円(税込)のセットがあり、2回目以降は500g×3袋を20%OFFで購入できます。送料条件は注文数によって異なるため、申込画面で確認してください。
カナガン「キャットフード サーモン」:約3,637円/kg
カナガン「キャットフード サーモン」は、現在1.5kg 5,456円(税込)。1kg換算では約3,637円です。元記事の5,038円から価格が変更されています。

| 通常価格 | 5,456円 / 1.5kg |
| 1kg換算 | 約3,637円 |
| 対象 | 全年齢 |
| タイプ | ドライフード |
| 原産国 | ドイツ |
| 特徴 | サーモンなど魚由来原料を使用、グレインフリー |
(公式価格確認:2026年8月25日)
現行原材料は、生サーモン43.5%、乾燥ニシン・乾燥白身魚16.1%などへ更新されています。元記事の「イギリス工場で生産」という記載は現行商品と一致しないため、原産国ドイツへ修正しました。
定期コースは注文合計の税抜金額に応じて10%・15%・20%OFFとなります。
カナガン 公式サイトはコチラLucy Pet Foods「ウルトラリデュースカロリーキャットドライフード」:2,640円/kg【売り切れ表示】
元記事では「ナチュラルバランス」として掲載されていましたが、現在の販売ページではLucy Pet Foods(ルーシーペットフード)の商品として掲載されています。1kg 2,640円(税込)ですが、2026年8月25日の確認時点では公式ショップで売り切れ表示です。

| 表示価格 | 2,640円 / 1kg |
| 販売状況 | 公式ショップで売り切れ表示(2026年8月25日確認) |
| タイプ | ドライフード |
| 特徴 | 低脂肪設計、食物繊維を含む |
購入を検討する場合は、再入荷状況を確認してください。「シニア猫におすすめ」といった表現は商品説明にもありますが、シニア猫の必要カロリーは個体差が大きいため、年齢だけを理由に低カロリーフードへ変更するのではなく、BCS(ボディコンディションスコア)や体重推移を見て判断しましょう。
Lucy Pet Foods 公式サイトはコチラピュリナワン「避妊・去勢した猫の体重ケア」:約1,050円/kg
ピュリナワン「避妊・去勢した猫の体重ケア チキン」は、2kg 2,099円(税込)が確認でき、1kg換算では約1,050円です。

| 参考価格 | 2,099円 / 2kg |
| 1kg換算 | 約1,050円 |
| 栄養区分 | 総合栄養食(成猫用) |
| 対象 | 避妊・去勢後の成猫を中心に使用 |
| 特徴 | 体重管理、毛玉排出に配慮 |
(価格確認:2026年8月25日)
現行商品は、同ブランドの成猫用チキンと比べて約7%低カロリーです。元記事の「約8%」は修正しました。
また、元記事にあった「尿pHを弱酸性にするので泌尿器疾患の予防が期待できる」という断定は、当該商品の現行説明と整合しないため削除しました。泌尿器ケアが必要な猫は、症状や結石の種類によって適切な食事が異なるため、獣医師へ相談してください。
ピュリナワン 公式サイトはコチラFINEPET’S「キャットフード 極」:約4,767円/kg
FINEPET’S「キャットフード 極」は、2026年2月に販売が再開され、現在は1.5kg 7,150円(税込)。1kg換算では約4,767円です。元記事の8,900円から大きく変わっているため更新しました。

| 通常価格 | 7,150円 / 1.5kg |
| 1kg換算 | 約4,767円 |
| 定期価格 | 6,936円 / 1.5kg |
| 対象 | 全年齢 |
| タイプ | ドライフード |
(公式価格確認:2026年8月25日)
魚類、鶏肉、全粒米、アヒル肉などを使用しています。元記事では「化学合成添加物を使用していない」としていましたが、現行公式の表現に合わせ、人工防腐剤・着色料を使用していないという説明に改めました。
また、「消化吸収率87%」は過去の試験データを根拠にした参考値として扱い、すべての猫で同じ消化吸収率になるような断定は避けます。
犬猫生活「キャットフード 全年齢用」:販売終了表示【参考価格 約4,899円/kg】
犬猫生活「キャットフード 全年齢用」は、公式ショップで「販売予定数に達した為、販売終了」と表示されています。そのため、現在購入できる商品として価格相場には含めていません。

| 通常表示価格 | 7,348円 / 1.5kg |
| 1kg換算 | 約4,899円 |
| 会員特別価格 | 5,808円 / 1.5kg |
| 販売状況 | 販売終了表示(2026年8月25日確認) |
| 栄養区分 | 全年齢向け猫用総合栄養食 |
公式表示の「国産無添加※」は、保存料・香料・着色料不使用という意味です。「添加物を一切使っていない」という意味ではないため、元記事の表現を整理しました。
原材料も現行ページに合わせて更新されており、国産の生鶏肉、牛肉、金沢港の朝獲れ魚、鶏レバーなどに加え、サイリウム、野菜類、乳酸菌などが掲載されています。
ロイヤルカナン「ヘアー&スキン ケア ウェット」:約3,325円/kg
ロイヤルカナン「ヘアー&スキン ケア ウェット」は、85g×12袋で3,392円(税込)。合計1.02kgなので1kg換算では約3,325円です。

| 公式価格 | 3,392円 / 85g×12袋 |
| 1kg換算 | 約3,325円 |
| 対象 | 成猫 |
| タイプ | ウェットフード |
| 特徴 | 健康な皮膚・被毛の維持に配慮 |
(公式価格確認:2026年8月25日)
元記事にあった「カロリーコントロールに配慮」「泌尿器系をケアする成分配合」という説明は、この商品の主目的と一致しないため削除しました。本商品は、健康な皮膚と被毛の維持を主な目的とした成猫用ウェットフードです。
ロイヤルカナン 公式サイトはコチラキャットフード価格一覧・各社比較まとめ
| 商品 | 内容量・税込価格 | 1kg換算 | 対象 | 販売状況・特徴 |
|---|---|---|---|---|
| アイシア 黒缶3P かつお | 480g・参考393円 | 約819円 | 成猫 | ウェット・総合栄養食 |
| アニモンダ マイルドメニュー 七面鳥 | 100g・429円 | 4,290円 | 成猫 | ウェット・コンプリートフード |
| グランツ チキン&サーモン | 500g・2,000円 | 4,000円 | 全年齢 | ドライ・グレインフリー |
| カナガン キャットフード サーモン | 1.5kg・5,456円 | 約3,637円 | 全年齢 | ドライ・原産国ドイツ |
| Lucy Pet Foods ウルトラリデュースカロリー | 1kg・2,640円 | 2,640円 | 全年齢 | 公式ショップ売り切れ表示 |
| ピュリナワン 避妊・去勢した猫の体重ケア | 2kg・参考2,099円 | 約1,050円 | 成猫 | 体重・毛玉ケアに配慮 |
| FINEPET’S キャットフード 極 | 1.5kg・7,150円 | 約4,767円 | 全年齢 | 2026年2月販売再開 |
| 犬猫生活 キャットフード 全年齢用 | 1.5kg・通常表示7,348円 | 約4,899円 | 全年齢 | 公式ショップ販売終了表示 |
| ロイヤルカナン ヘアー&スキン ケア ウェット | 85g×12・3,392円 | 約3,325円 | 成猫 | 皮膚・被毛の健康維持に配慮 |
今回の比較では、現在販売中の商品として確認できた範囲で最も1kg単価が低かったのはアイシア「黒缶3P かつお」の参考約819円、最も高かったのはFINEPET’S「キャットフード 極」の約4,767円でした。
ただし、ウェットフードとドライフードでは水分量とエネルギー密度が大きく異なるため、1kg単価だけでコストパフォーマンスを判断するのは適切ではありません。実際の家計負担を比べるなら、愛猫の体重に対する1日給与量から「1日あたりの食費」を計算すると比較しやすくなります。
また、グレインフリーは穀物を使わないという特徴であり、それ自体がすべての猫にとって優れていることを意味しません。食物アレルギーが疑われる場合は、穀物だけでなく動物性タンパク源なども原因になり得るため、獣医師と原因を確認することが重要です。
キャットフードの選び方

キャットフード選びでは、「高いほど良い」「グレインフリーなら安心」といった一つの条件だけで決めず、①総合栄養食か、②年齢、③体格・BCS、④持病の有無、⑤食べやすさ・嗜好性、⑥続けられる価格を順番に確認するのがおすすめです。
年齢に合わせて選ぶ
子猫
成長期の子猫には、子猫用または成長期に適合した総合栄養食を選びます。成猫より体重あたりのエネルギー・栄養要求量が高いため、成猫用の体重管理フードなどを自己判断で与えるのは避けましょう。
離乳直後は一度に食べられる量が少ないため、製品の給与量を複数回に分けて与えます。ドライフードをふやかす場合は、作り置きせず衛生面にも注意してください。

成猫
成猫期は、体重とBCS(ボディコンディションスコア)を定期的に確認し、活動量や避妊・去勢の有無に合わせて給与量を調整します。室内飼いでも活動量には個体差があるため、パッケージの給与量はあくまで出発点として利用し、体型を見ながら調整しましょう。
ウェットフードとドライフードのどちらが絶対に優れているということはありません。総合栄養食であることを確認し、飲水量、食べやすさ、歯の状態、保存性、予算などに合わせて選びます。
シニア猫
「7歳になったら必ず低カロリーフード」という考え方は適切ではありません。年齢とともに活動量が落ちる猫がいる一方で、高齢になると食欲低下や筋肉量の減少、体重減少が問題になる猫もいます。
シニア期は体重だけでなく筋肉量、飲水量、尿量、食欲、便の状態などの変化をチェックし、定期健診も活用しましょう。腎臓病などの診断がある場合は、一般の「シニア向け」ではなく、獣医師の指示に沿った療法食が必要になることがあります。
猫種だけで決めず、体格・被毛・活動量で選ぶ
元記事では「短毛種は活動的」「長毛種はずんぐりしている」「大型猫は高カロリーが必要」と猫種で広く分類していましたが、実際には同じ猫種でも活動量や体型には大きな個体差があります。
短毛種
短毛種だから高タンパク・高カロリーが必要というわけではありません。体重、BCS、筋肉量、活動量を基準に給与量を決めましょう。室内で運動量が少ない猫は、短毛種でもエネルギー過多にならないよう注意します。
長毛種
長毛種では毛づくろいで飲み込む毛が多くなることがあります。日常のブラッシングを基本に、必要に応じて食物繊維に配慮したフードを選ぶ方法があります。
被毛の健康維持には、必要なタンパク質や必須脂肪酸などをバランスよく摂ることが重要です。ロイヤルカナン「ヘアー&スキン ケア ウェット」は長毛種専用ではなく、健康な皮膚・被毛を維持したい成猫向けの商品です。

大型猫
大型猫は体重が重い分、1日あたりの必要エネルギーが多くなることはありますが、「大型猫だから高カロリー食を選ぶ」と単純には決められません。理想体重・BCS・活動量に基づいて給与量を調整してください。
メインクーンなど成長がゆっくりな猫種では、メーカーが推奨する成長期の期間や獣医師の助言を参考にします。関節や体重が気になる場合も、まず適正体重を維持することが重要です。
体質・健康状態に合わせて選ぶ
避妊や去勢手術をしている
避妊・去勢後は必要エネルギーが変化し、食欲が増す猫もいます。体重が増えやすくなった場合は、給与量を調整したり、避妊・去勢後の体重管理に配慮した総合栄養食を選ぶ方法があります。
今回の比較では、ピュリナワン「避妊・去勢した猫の体重ケア」やアニモンダ「フォムファインステン マイルドメニュー 七面鳥」が該当します。ただし、痩せている猫まで一律に低カロリー食へ替える必要はありません。
毛玉ケア
毛玉対策はフードだけに頼らず、特に換毛期はブラッシングで抜け毛を減らすことが重要です。食物繊維に配慮したフードは、飲み込んだ毛の便中排出をサポートする目的で利用できます。
頻繁な嘔吐、便秘、食欲不振がある場合は「毛玉のせい」と決めつけず、動物病院へ相談してください。
泌尿器ケア
猫の尿路管理では、十分な水分摂取と適切な食事が重要です。しかし、尿石は種類によって対応が異なり、「尿を弱酸性にすればすべて予防できる」というものではありません。
一般の総合栄養食に「下部尿路の健康維持に配慮」と書かれていても、病気を治療する療法食とは目的が異なります。血尿、頻尿、排尿時の痛み、尿が出ないなどの症状がある場合は早急に受診してください。特に尿が出ない状態は緊急性があります。
食物アレルギーが疑われる場合
グレインフリーは「穀物不使用」という意味で、食物アレルギー対策と同義ではありません。猫では動物性タンパク源が原因になることもあり、穀物を除けば必ず改善するとは限りません。
皮膚症状や慢性的な嘔吐・下痢などがある場合は、獣医師の診断のもとで除去食試験や療法食を検討してください。
キャットフードの価格を安く抑える方法

キャットフードは毎日購入するものなので、無理なく続けられる価格も重要です。ただし「安いフード=危険」「高いフード=安全」とは限りません。安全基準への適合、総合栄養食かどうか、1日の給与量、愛猫の体調を確認したうえで、1kg単価ではなく1日あたりの食費まで計算すると比較しやすくなります。
定期購入の割引を利用する
定期購入がある商品は、通常購入より安くなる場合があります。2026年8月25日時点で確認できた主な例は以下です。
| 商品 | 通常価格 | 定期・会員価格の例 |
| グランツ チキン&サーモン | 2,000円 / 500g | 2回目以降500g×3袋を20%OFF。送料条件あり |
| カナガン キャットフード サーモン | 5,456円 / 1.5kg | 注文合計税抜7,000円未満10%OFF、7,000円以上15%OFF、20,000円以上20%OFF |
| FINEPET’S キャットフード 極 | 7,150円 / 1.5kg | 定期価格6,936円 / 1.5kg |
定期便は割引率だけでなく、送料、最低購入回数、解約期限、配送周期の変更方法まで確認しましょう。
まとめ買いは「消費できる量」まで
まとめ買いで単価や送料を抑えられることがありますが、開封前でも保管環境によって品質は変化します。賞味期限までに使い切れる量を購入し、高温多湿・直射日光を避けて保管しましょう。
グランツは6袋以上で送料無料となる案内があります。カナガンは定期コースの注文合計額が税抜20,000円以上になると20%OFFです。大量購入のために必要以上の量を注文するのではなく、猫の消費量と保管スペースを考えて利用してください。
初回セット・キャンペーンを利用する
初めてのフードは、いきなり大袋や大量セットを購入すると、猫が食べなかった場合に無駄が大きくなります。
グランツでは、2026年8月25日時点で500g 1袋と別味サンプルを含む初回セット980円(税込)が案内されています。まず少量で食いつきや便の状態を確認できるのがメリットです。
元記事に掲載していたFINEPET’S「初回お試し1.5kg 7,120円」は現行販売条件と一致しないため削除しました。キャンペーン内容は変更されることがあるので、注文前に公式サイトで最新条件を確認してください。
ポイント還元も実質負担で比較する
公式ショップによっては会員ポイントを利用できます。
ロイヤルカナンの「マイ ロイヤルカナン」は、通常購入で会員ステージに応じて3~8%、定期購入ではさらに2%加算され、最大10%のポイント還元があります。1ポイント=1円として利用できます。
アニモンダを扱うジャーマンペットでも購入時にポイントが付与されますが、キャンペーンによって付与率が変わることがあります。商品価格だけでなく送料とポイントを含む実質負担で比較するとよいでしょう。
当記事監修、ふくふく動物病院院長 平松育子様よりアドバイス
※以下の監修コメントは監修者の原文を尊重して掲載しています。栄養素の割合は「重量比」「エネルギー比」など示し方によって数値が異なるため、実際の給与では各フードの対象ライフステージ・給与量表示および獣医師の指示を優先してください。

平松 育子様
キャットフード選びでお困りの方へアドバイスさせていただきます。
猫に必要な栄養とは
猫に必要な栄養素は「タンパク質」「炭水化物」「脂肪」「ミネラル」「ビタミン」の5大栄養素と新鮮な水です。必要な栄養素の種類は猫も犬もヒトも変わりませんが、必要量と割合が異なります。
猫は肉食動物ですが、脂肪20%、タンパク質35%、炭水化物45%の割合で栄養を必要とします。ヒトは脂肪14%、タンパク質18%、炭水化物68%の割合が理想的とされていますので、私たちに比較するとタンパク質必要量は約2倍です。
猫には猫用に特別に考えられたキャットフードをあげることが健康の秘訣です。
また、ライフステージによって必要な栄養バランスは異なります。ライフステージは一般的に「幼猫期」「成猫期」「高齢期」「妊娠・授乳期」に分類されますが、それぞれの時期によって必要とする栄養素の割合やエネルギーが異なります。そのため、ライフステージに合わせたキャットフードを選びましょう。
全年齢用のキャットフードもありますが、体重を測定したりBCS(ボディコンディションスコア)を確認しながらフードの量を調節してください。
理想的なフード選び
大切な猫ちゃんたちが健康で長生きしていく上でフード選びは非常に重要でしょう。
選択するポイントとしては以下のことが考えられます。
- 年齢に合っているもの
- 病気に合っているもの
- 品質がよいもの
- 続けることができる金額であること
尿路結石などの下部尿路疾患になった場合や、腎不全や食物アレルギーの診断が出た場合は、今まで通りに好みや食べやすさでキャットフードを選んであげることができなくなることもあります。
特にフード変更を必要とする状態でないのであれば、猫ちゃんに必要な栄養を満たしているもので、経済的に無理なく続けていくことができるものを選択するのがよいでしょう。
国内で販売されているキャットフードは成分や安全面でも基準を満たしているものですので安心して選んでいただいてもよいと思います。
しかしそうは言っても、添加物や含まれている成分はやはり気になります。
むやみやたらに着色されているものもありますが、私たちが認識できる色であっても猫ちゃんには認識できない色もあり、猫ちゃんが色を楽しむことはおおよそないと思われます。
カラフルな色がついているものは猫ちゃんにとって必要ないといえるでしょう。
どのようなキャットフードがよいのかを選ぶのは飼い主様ですし、飼い主様が選んだものを猫ちゃん達は食べて生活します。本記事を参考にしていただき、猫ちゃんのキャットフード選びにお役立てください。

平松 育子様
キャットフード選びのお役に立てれば幸いです。
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キャットフードでよくある質問・FAQ
猫のごはんは1日何回が目安?
キャットフードの保存方法は?
添加物が入っていないフードの方が安全?
グレインフリーの方が猫に良い?
食物アレルギーが疑われる場合は?
急にフードを食べなくなったら味を替えればいい?
療法食は健康な猫にも与えていい?
猫におやつは必要?
まとめ
2026年8月25日時点で、今回比較した販売中商品の1kgあたり価格は約819円~約4,767円が目安でした。
最も低かったのはアイシア「黒缶3P かつお」の参考約819円/kg、最も高かったのはFINEPET’S「キャットフード 極」の約4,767円/kgです。ただし、ドライとウェットでは水分量や1日の給与量が大きく異なるため、1kg単価だけで「安い・高い」を決めず、1日あたりの食費で比べるのがおすすめです。
今回の更新では、特に次の点を修正しました。
- カナガン:1.5kg 5,456円、原産国ドイツへ更新
- FINEPET’S「極」:2026年2月の販売再開後の1.5kg 7,150円へ更新
- 犬猫生活:公式ショップの販売終了表示を反映
- Lucy Pet Foods:旧「ナチュラルバランス」表記を現行ブランド表記へ修正し、売り切れ表示を追記
- ピュリナワン:低カロリー差を約8%→約7%に修正し、過度な泌尿器疾患予防表現を削除
- ロイヤルカナン:85g×12袋 3,392円へ更新し、商品目的と一致しない体重・泌尿器ケア表現を削除
- 「グレインフリーなら優れている」「穀物は消化できない」「一般的なドライフードで歯石予防」「ウェットの方が高カロリー」といった不正確・過度な表現を修正
キャットフード選びで最も大切なのは、価格や流行の原材料ではなく、愛猫の年齢・体格・健康状態に合う総合栄養食を、適切な量で継続して与えられることです。
持病がある場合、体重が大きく変化した場合、食欲不振が続く場合は、一般的なランキングや口コミだけで判断せず、獣医師へ相談しましょう。
キャットフードの料金比較表
| ブランド | 商品名 | 内容量・価格 | 1kg換算 | 対象 | 2026年8月時点の補足 |
|---|---|---|---|---|---|
| アイシア | 黒缶3P かつお | 480g・参考393円 | 約819円 | 成猫 | 総合栄養食・ウェット |
| アニモンダ | マイルドメニュー 七面鳥 | 100g・429円 | 4,290円 | 成猫 | コンプリートフード |
| グランツ | チキン&サーモン 全年齢 | 500g・2,000円 | 4,000円 | 全年齢 | グレインフリー |
| カナガン | キャットフード サーモン | 1.5kg・5,456円 | 約3,637円 | 全年齢 | 原産国ドイツ |
| Lucy Pet Foods | ウルトラリデュースカロリー | 1kg・2,640円 | 2,640円 | 全年齢 | 公式ショップ売り切れ表示 |
| ピュリナワン | 避妊・去勢した猫の体重ケア | 2kg・参考2,099円 | 約1,050円 | 成猫 | 体重・毛玉ケアに配慮 |
| FINEPET’S | キャットフード 極 | 1.5kg・7,150円 | 約4,767円 | 全年齢 | 2026年2月販売再開 |
| 犬猫生活 | キャットフード 全年齢用 | 1.5kg・通常表示7,348円 | 約4,899円 | 全年齢 | 販売終了表示・相場計算から除外 |
| ロイヤルカナン | ヘアー&スキン ケア ウェット | 85g×12・3,392円 | 約3,325円 | 成猫 | 皮膚・被毛の健康維持に配慮 |
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